会社員なのに確定申告をe-Taxで実施

雑記

2021年2月11日に確定申告をe-Taxで行いました。確定申告は本来2月16日~3月15日に実施することになっていますが、e-Taxは期間前から提出できるみたいです。

※令和2年分の確定申告期限は、令和3年4月15日まで延長されたとのことです。
国税庁ホームページへ
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kansensho/taisaku.htm


私のような会社員は、会社で年末調整をすれば特別な事情がない限り確定申告は不要です。ところ昨年、私は投資信託で損失を出してしまいました。そのため、別の証券口座で保有する株式の配当と損益通算し、払い過ぎた所得税を還付してもらうことで正しい税額に訂正するための確定申告をしたのです。併せてふるさと納税の確定申告も行いました。
確定申告に不慣れな会社員の方でもe-Taxは簡単にできるので、余分に払い過ぎた税金の還付を受けることに躊躇することは全くありません。

ゆうちょで買った投資信託で損失を出す

2019年のある日、ゆうちょから、今ある郵便貯金を投資信託に移さないかとの提案を受けました。この時私は金融商品については全くの無知であり、局員の「1年経てば手数料を取り戻せる。その後も損することはない」との言葉を薄々不信に感じつつも、日本郵政の取り扱う商品なので損することはないだろうと高を括ってその投資信託を購入してしまったのです。この時の局員の発言を録音していれば損害賠償請求できたのではと思うと、録音していなかったことを後悔しています。
2020年にコロナパンデミックが発生し、世界規模で株価下落。年末には米国や日本の株価はコロナ前以上に上昇していますが、私が購入した投資信託は一向に上昇せず10%以上の含み損の状況。業を煮やして数十万円の損失確定で売却したのです。

FP3級で学んだ上場株式の損益通算

私は2021年1月24日にファイナンシャルプランナー(FP)3級の資格試験を受けましたが、その試験勉強で上場株式の損益通算というものを学びました。上場株式の譲渡損失を、その年の利子・配当所得と相殺することができる制度なのですが、私はゆうちょ以外の証券口座で所有する株式の配当で所得税が発生しているので、それが還付されるということになります。

また、譲渡損失をその年だけで相殺しきれない場合は、残りの損失金額を毎年確定申告を行うことによって最大3年間繰り越すことができ、繰り越した年の株式等の譲渡益で控除することが可能です。
私のゆうちょ投資信託損失はまだまだ残っていますので、繰越控除の仕組みを最大限活用したいと思っています。

ふるさと納税はワンストップ特例を使えない

私は2020年に初めてふるさと納税を経験。5つの自治体に寄付し返礼品を頂戴しました。私のような会社員だと確定申告をしなくても寄付金控除を受けられるワンストップ特例制度を活用することができますが、別の案件で確定申告した場合はふるさと納税の寄付金控除もワンストップ特例制度が使用できず、確定申告をしなければなりません。
私の場合は上場株式の損益通算で確定申告をしたので、ふるさと納税の寄付金控除についても確定申告をすることとなりました。

ふるさと納税の仕組み。
複雑なようで複雑ではありません。

e-Taxでの確定申告は楽ちん

e-Taxでの確定申告は今回が初めてでしたが、利用ガイドが丁寧に作られており、簡単に申告書を作成、提出することができました。ふるさと納税においては、ワンストップ特例の申請書を記載するよりもパソコンでポチ
ポチ入力する方が楽だと思います。
ただし、1つ注意点があります。e-Taxで確定申告をするためにはマイナンバーカードもしくは確定申告用のID・パスワードが必要です。私はマイナンバーカードを発行していませんが、過去に1度だけ申告会場で確定申告をしたことがあり、その時にID・パスワードを発行していたため今回e-Taxを利用することができたのです。
https://www.kojinbango-card.go.jp/

今後のことを考えると、e-Taxだけでなくあらゆる申請においてマイナンバーカードの添付が求められる時代になってきているので、早いうちにマイナンバーカードを作成した方が良さそうですね。2021年3月までに申し込めばマイナポイントもいただけるとのことです。


※マイナポイントの付与対象になるマイナンバーカード申請期間を4月末まで延長されています。
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

私のような会社員は確定申告とはほぼ縁がないため、上場株式の損益通算という制度そのものを知らなかったり、知っていたとしても確定申告が面倒で行わなかったりしている人が沢山いると思われます。税金を余分に払いたいというボランティア精神旺盛な方はそれでも良いですが、払い過ぎた税金を取り戻し、正しい額に改めたい方は、e-Taxを活用した確定申告をおススメします。本当に驚くほど簡単に申告することができますよ!

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