氷河期世代の転職活動記① ~転職活動に至るきっかけ~

転職

私は40代半ばの役なし会社員です。2021年8月に転職エージェントに登録し、翌9月から転職活動を開始しました。
活動を開始して3カ月が経過しましたが、まだ内定は出ていません。

2021年11月末時点の戦績は、
・書類応募:5社
・書類通過:2社
・1次面接通過:2社
・最終面接通過:ゼロ  となっています。

これからも転職活動を継続していきますが、ひとまずは転職活動に至る背景やこれまでの活動経緯の振り返りを何回かに分けて記したいと思います。

転職する理由には、「こうした仕事にチャレンジしたい」「こうした会社で働きたい」「収入をアップしたい」などのポジティブなものが挙げられると思います。一方で、私と同じような氷河期世代にとっては、必ずしもポジティブな理由だけではありません。

このブログでは、私の転職活動を赤裸々に記していきます。ですので、特に出世コースから外れた氷河期世代の方にとって参考となる内容になると思います。

今回は「転職活動に至るきっかけ」です。そのきっかけは、極論すれば「家族を養うため」ということですが、そうした思考に至るまでを紐解いていきたいと思います。

きっかけ①:昇格試験を受けさせてもらえないやるせなさ

私は大学卒業後から現職に20年ほど勤めており、これまで1度も転職をしたことがありません。そんな中、3年前から転職という言葉が脳裏をよぎり始めました。

というのも、私は3年前に初めて、直属の上司から昇格試験の推薦を出してもらいました。しかし、試験を受けることができなかったのです。担当役員が承諾しなかったのです。昇格試験の推薦がはねられるなんて聞いたことがなく、「私は担当役員に相当嫌われている可能性がある」と勘ぐるようになりました。

その後も、2年前、昨年と昇格試験の推薦を出してもらってはいるものの、相変わらず試験を受けることは叶わず。担当役員とは日ごろの仕事でもたまに絡むことがあり、その都度、「お前は仲間じゃない」と言われているような疎外感を日に日に強く感じるようになりました。完全に負のスパイラルに突入したような感覚です。

そして、2021年。今年をラストチャンスと決めました。昇格試験を受けさせてもらえなかったら転職活動を始めようと心に決めたのです。

今年も直属の上司から昇格試験の推薦を出してもらいましたが、結果は予想通り、試験を受けることはありませんでした。現職においては、今がキャリアの天井と悟りました。

この瞬間、自分の価値について、他の企業にセカンドオピニオンを聞いてみることを決意しました。セカンドオピニオンで自分の価値が想定より低かったとしても、行動に移した結果なので、それはそれで納得がいくと思ったのです。

現職の待遇に少しでも違和感を感じたら、
他の会社で自分の価値を測り直してみるのもいいのではないかと思います

きっかけ②:出世できないベテラン社員はリストラされる

ここまでは昇格試験について執拗に書いてきましたが、実は私は出世には全く関心がありません。同期や後輩が昇格したり役職についたりして、場合によっては後輩の態度が急に偉そうになったりして仕事のやりづらさを感じることはありますが、そんなことは慣れてしまえば、それほど精神的に参ることはありません。

それでも私が昇格にこだわった理由は、出世できないベテラン社員はリストラされるリスクが大きいからです。現職はご多分に漏れず、積極的にリストラをする会社です。直属の上司からも「役職につかないと会社には残れない」と常々忠告されています。

次、会社が希望退職を募ったら、私は年齢的にもポジション的にもリストラのターゲットとなる可能性が非常に高いと思っています。

私は、仕事自体の評価は決して低いわけではありません。ですので、外に飛び出しても何とか活躍できるのではないかと思っていたのですが、転職活動を進めて分かったことは、現職における評価は全く関係ないということです。

現職で何をやってきて、それが次の会社でどのように生かせるかが重要で、それを言語化できるかどうかがカギを握るのです。この点については、追い追い詳細を記していきます。

出世できない氷河期世代はリストラにおびえることになる

きっかけ③:家族を養うために転職を決意

私はこの先何十年にもわたって家族を養っていかなければなりません。家族に生活面で苦労させるわけにはいかないのです。そのためには、リストラを食らう前に行動を起こすことが不可避だと思いました。

前述では、「自分の価値について、他の企業にセカンドオピニオンを聞いてみることを決意した」とありますが、その真意は、他の企業で末永く貢献して、家族を末永く養える環境を整えたいというものです。もちろん、転職先の企業で末永く働ける保証はどこにもありません。しかし、先を見据えて新たなスキルやノウハウを身につけることが期待できます。

また、現職でリストラにびくびく怯えながら仕事をするのは精神衛生上、とても不健全です。心身を壊しかねません。何にもまして「健康第一」です。

結局のところ、家族の幸せと健康が最もかけがえのないものです

以上を簡単に要約すると、
・私は現職で出世できなかった
・だからリストラされる可能性が高い
・でも家族を養っていかなければならない
・そこで転職活動を始めた

これが私の転職活動に至るきっかけです。

「家族を末永く養う」という目的のために、「転職」という手段を取るということです。

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