氷河期世代の転職活動記② ~転職エージェントへの登録~

転職

私は40代半ばの役なし会社員です。2021年8月に転職エージェントに登録し、翌9月から転職活動を開始しました。
活動を開始して3カ月が経過しましたが、まだ内定は出ていません。

2021年11月末時点の戦績は、
・書類応募:5社
・書類通過:2社
・1次面接通過:2社
・最終面接通過:ゼロ  となっています。

これからも転職活動を継続していきますが、ひとまずは転職活動に至る背景やこれまでの活動経緯の振り返りを何回かに分けて記したいと思います。

転職する理由には、「こうした仕事にチャレンジしたい」「こうした会社で働きたい」「収入をアップしたい」などのポジティブなものが挙げられると思います。一方で、私と同じような氷河期世代にとっては、必ずしもポジティブな理由だけではありません。

このブログでは、私の転職活動を赤裸々に記していきます。ですので、特に出世コースから外れた氷河期世代の方にとって共感いただける内容になるかと思います。

ちなみに前回、第1回目の記事は、「転職活動に至るきっかけ」でした。

2回目の今回は、「転職エージェントへの登録」についてです。エージェントの担当者との面談では、転職の厳しさをご教示いただきました。

「JACリクルートメント」と「リクルートエージェント」 に登録

転職支援サービスには、転職サイトや転職エージェントなど、さまざまな種類のサービスがあります。私はその中で転職エージェントにお世話になることにしました。

その理由は、私は転職活動が初めてということもあり、
・転職の「イロハ」や転職活動の流れを教えてほしかった
・自分一人では求人にたどり着くことが困難だと思ったので、求人案内もお願いしたかった
ということです。

私が登録したエージェントは、「JACリクルートメント」と「リクルートエージェント」の2社です。おそらく40代などミドルシニアの大半は、この2社には登録していると思います。

JACリクルートメント
https://www.jac-recruitment.jp/

リクルートエージェント
https://www.r-agent.com/

現時点におけるこの2社への私の信頼度は雲泥の差となっています。また、選考過程のフォローアップの仕方も全く異なります。この辺の話は、また別の機会にしたいと思います。

登録から初回面談までの流れ

さて、転職エージェントへの登録から初回面談までの流れについては、「JACリクルートメント」「リクルートエージェント」共にほぼ一緒です。

まずは、webサイトを通じて自分の個人情報と職務経歴を登録します。
その後、コンサルタントやキャリアアドバイザーの方とのweb面談の案内がメールで来るので、日時を決めて予約をします。

そして当日、 コンサルタントやキャリアアドバイザーの方と約1時間ほどのweb面談を行うという流れです。私は両社とも8月下旬にweb面談を行いました。

web面談の内容は以下の通りです。両社ともほぼ共通です。
・これまでのキャリア
・転職理由・背景
・希望職種・業種
・転職条件(年収、勤務地、労働時間、休日、上場or非上場、企業規模、転勤の可否など)
・その中でも、どうしても譲れない条件
・現在の住まい(持家or賃貸)

ご覧の通り、企業の採用面接とほぼ同じ内容を聞かれました。模擬面接みたいなものですね。
今の私なら多少はマシな回答ができると思いますが、当時はしどろもどろな回答になってしまいました。
エージェント 「転職理由は?」
  私    「いや~、そろそろ新しいところで働いてみたくて…」
エージェント 「転職にあたって何か条件は?」
  私    「企業型DCを導入してたらありがたいな~なんて」
といったような感じで、全く的を得ない回答を繰り返していたと記憶しています。

質疑応答の後はアドバイスなのか叱責なのか、とにかくたっぷりとお説教をいただいたのは言うまでもありません。

エージェントの方との初めてのweb面談に四苦八苦でした…
こてんぱんに説教を受けました…

転職エージェントとのweb面談で学んだこと

転職エージェントとのweb面談を通して学んだことは、自分の考えをしっかりとまとめて、想定問答を準備したうえで臨まないと、質問への適切な回答ができないということです。

そしてもう一つあります。転職活動は「本音」と「建前」を切り分けて考え、建前を磨き上げることが重要だということです。

これらは採用面接にそのまま生かされると思います。この部分については、次回、詳細を記したいと思います。

しかし本当は、採用面接ではなく、エージェントとの初回面談の前にしっかりと準備しておくに越したことはありません。エージェントの担当者に「こいつはデキない奴だ」と思われたら、おすすめ求人を紹介していただけなくなる恐れがあるからです。

ですので少なくても、
・これまでのキャリア
・転職理由・背景
・希望職種・業種
・転職条件(年収、勤務地、労働時間、休日、上場or非上場、企業規模、転勤の可否など)
・その中でも、どうしても譲れない条件
・現在の住まい(持家or賃貸)
は、模範解答を用意しておいた方がよいでしょう。決して暗記する必要はありません。カンニングペーパーを用意しておけばいいのです。

面談に備えて、カンペ(模範解答)を用意しましょう

40代の転職市場ニーズはいかに!?

また、エージェントから聞いて、励みになったのか不安になったのか、何やらもどかしい気持ちになった言葉があります。それは、「私のような40代半ばでも転職市場でのニーズはある」ということです。ただし、「そのニーズは決して大きくない」とのことです。

その言葉を聞いて少しはほっとしたのもつかの間、そのニーズは役職者に限った話ではないのか?と疑念が生じました。40代でも経営管理職の人は引く手あまたかもしれませんが、私のような役なしの40代平社員を採用してくれる会社は本当にあるのか?という不安は、今でもずっと持ち続けています。

何はともあれ、現在の私は、そうした不安を払しょくするために、覚悟をもって転職活動を進めています。

私は「家族を末永く養う」ために、転職活動をしています。

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