私は40代半ばの役なし会社員です。2021年8月に転職エージェントに登録し、翌9月から転職活動を開始しました。
活動を開始して4カ月が経過しましたが、まだ内定は出ていません。
2021年12月末時点の戦績は、
・書類応募:5社
・書類通過:2社
・1次面接通過:2社
・最終面接通過:ゼロ となっています。
これからも転職活動を継続していきますが、ひとまずは転職活動に至る背景やこれまでの活動経緯の振り返りを何回かに分けて記したいと思います。
転職する理由には、「こうした仕事にチャレンジしたい」「こうした会社で働きたい」「収入をアップしたい」などのポジティブなものが挙げられると思います。一方で、私と同じような氷河期世代にとっては、必ずしもポジティブな理由だけではありません。
このブログでは、私の転職活動を赤裸々に記していきます。ですので、特に出世コースから外れた氷河期世代の方にとって共感いただける内容になるかと思います。
過去4回の記事は、以下のテーマで執筆しています。
・第1回:転職活動に至るきっかけ
・第2回:転職エージェントへの登録
・第3回:職務経歴書の書き方
・第4回:初めてのリモート面接の事前準備
本記事の最後に貼付しておきます。
5回目の今回は、「初めてのリモート面接」についてです。初めて書類選考を通過した企業で、リモートの一次面接を受けました。
Wi-Fiの通信が不安定。急遽PCからiPhone(4G)で面接
2020年10月下旬に、転職活動における初めての面接に臨みました。書類選考を通過した企業の一次面接です。転職エージェントを通して応募した東証一部上場の部品メーカーです。コロナの関係でリモート(Zoom)での実施です。平日だったこともあり、現職の業務終了後の19時スタートでした。
帰宅して18:57にZoomに接続しました。19時を少し回ったくらいに求人企業もZoomに入ってきました。
「19時に面接のお時間をいただいております、にいごと申します。こちらの声は聞こえていますでしょうか」
「は・、聞こ・て・・す」
PCの通信が不安定です。Wi-Fiが上手く繋がっていないのかもしれません。5分ほど通信環境の確認のやり取りを行った後、通信の改善は無理だと判断し、急遽iPhone(4G)に切り替えてリモート面接を行うことにしました。
企業側3名の面接官は、データ量を落として通信の安定化を図るため、カメラをオフ状態にして面接することになりました。
初めての面接にもかかわらず、思いがけぬトラブルに見舞われる形になりましたが、特に慌てることなくリカバリーできたと思います。私の自宅(賃貸マンション)は電話線(有線)を繋いでPC通信をすることが困難な構造であり、普段からWi-Fiで通信するようにしています。
しかし、こうした通信障害が発生する恐れがあるので、今後のリモート面接においては、PCをiPhoneのテザリングにつなぐことも検討していきたいと思います。
今回面接を受けた企業からは、「リモートなので、こうしたトラブルは想定内です。気にしないでください」とおっしゃっていただきました。しかし、企業によっては、「通信が不安定な環境でリモート面接に臨むのはずさんだ」と捉えられる場合もあるかと思います。できるかぎり、事前に対策は打った方がよさそうです。
また、こうしたトラブル時の立ち回り方も評価ポイントになるかもしれません。常に見られているという意識をもって冷静に振舞った方がよさそうです。

面接での質問一覧
一次面接で聞かれた質問たちです。概ねオーソドックスな質問でした。
ちなみに面接官は、
・配属予定先の部長
・人事の課長
・人事の採用担当者
の3名でした。求人ポジションは、某部署の課長です。
人事の採用担当者からの質問
・現職では帰りは遅いのか
・現職の通勤はどれくらいかかっているのか
・現職でリモートワークはしているのか
・転職となった場合、勤務地に近いところへの転居をすることはできるのか
・現職のコロナの影響や現在の業界環境は
・現職で約20年も働いてなぜ転職したいのか
・転職しても引き続き現職と同じ職務に携わっていきたいのか
・業界が全く違うが、何を軸に企業を選択しているのか
・企業や業界への理解や自分の思いが重なり合わないと転職は難しいと思うがどのように考えているのか
・現職の所属部署の人数とその中でのポジションや役割は
・現職でのこれまでの部署異動になった背景は
・現職で英語を使ったことは?これから英語を使うとなったら対応できるのか
配属予定先部長からの質問
・現職で自分の強みを発揮できている領域あるいは誇れるアウトプットは
・現職で上長への承認プロセスを意識した場合、どのようにアピールしてきたのか
・現職で定性・定量の両面における訴求の仕方は
・現職のアウトプットについて社内からの反響をどのように把握しているのか
・現職におけるアウトプットの全体像は
人事課長からの質問
・今後のキャリアをどのように考えているのか
・自分の長所と短所は
一次面接は通過。最終面接へ
約1時間ほどのリモート面接でした。特に配属予定先部長からの質問や人事課長からの「今後のキャリア」についての質問には、頭を整理できないまま、しどろもどろな回答になってしまい、全体的な手ごたえもあまり良くありませんでした。
後日、転職エージェントからこの一次面接を通過したとの連絡がありました。
理由を伺ったところ、求人ポジションでのキャリアが豊富だとのことでした。
一方、懸念点は英語ができないこということでした。
全体的にはオーソドックスな質問が多い面接でした。にもかかわらず、回答が事前に用意できなかったこと、自信なさげに回答してしまったことが改善点としてあげられます。次の最終面接で同じ質問があった場合は、自信をもって回答できるように抜かりなく準備をしようと思いました。

とにもかくにも場数を踏むこと
今回の転職活動における初めての面接で感じたことは、何事においてもそうですが、場数を踏むことが大切だということです。
質疑応答での至らぬ点を一つずつ塗りつぶしていくこと、そして、面接を数多く経験することで評価を向上させることができるのではないかと思いました。
面接は事前準備も含めると、膨大な時間とエネルギーを消費します。この初めての面接までに、準備段階ですでに何度もくじけそうになったのですが、 「家族を末永く養う」という目的 を思い返し、気力を振り絞って今回の面接までこぎ着けました。
この先も悔いのない転職活動を続けていきたいと思います。
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