氷河期世代の転職活動記⑥ ~初めての最終面接~

転職

私は40代半ばの役なし会社員です。2021年8月に転職エージェントに登録し、翌9月から転職活動を開始しました。
活動を開始して4カ月が経過しましたが、まだ内定は出ていません。

2021年12月末時点の戦績は、
・書類応募:5社
・書類通過:2社
・1次面接通過:2社
・最終面接通過:ゼロ  となっています。

これからも転職活動を継続していきますが、ひとまずは転職活動に至る背景やこれまでの活動経緯の振り返りを何回かに分けて記したいと思います。

転職する理由には、「こうした仕事にチャレンジしたい」「こうした会社で働きたい」「収入をアップしたい」などのポジティブなものが挙げられると思います。一方で、私と同じような氷河期世代にとっては、必ずしもポジティブな理由だけではありません。

このブログでは、私の転職活動を赤裸々に記していきます。ですので、特に出世コースから外れた氷河期世代の方にとって共感いただける内容になるかと思います。

過去5回の記事は、以下のテーマで執筆しています。
・第1回:転職活動に至るきっかけ
・第2回:転職エージェントへの登録
・第3回:職務経歴書の書き方
・第4回:初めてのリモート面接の事前準備
・第5回:初めてのリモート面接(一次面接)
本記事の最後に貼付しておきます。

6回目の今回は、「初めての最終面接」についてです。
私はこれまで最終面接を2社受けましたが、両方とも不合格となりました。今回は一社目の最終面接について記します。

JACリクルートメントから紹介された一社目の最終面接

一社目の最終面接は、JACリクルートメントから紹介された企業です。2021年11月中旬に最終面接が行われました。

この会社の一次面接の模様は、本ブログで前述しています。

リモートから対面への変更を依頼

会社の実態を自分の目で確かめるために
現地に出向いて
対面面接を希望しました

当初、企業側から、最終面接も一次面接と同様にリモートで実施との案内が来ていました。コロナ対応のためです。

しかし、私はリモート面接だけで働く会社を決めることはできない質です。自分の職場となるかもしれない事業所や働く人々を自分の目で見て、肌で感じて確かめることが重要だと思っているのです。

転職活動をする人間は企業から選ばれる立場でありますが、逆に企業を選ぶ立場でもあります。面接での印象や職場の空気感などで、その企業をダメだと思うのならば、「No」を突きつけても良いのです。

そういうわけで、エージェントの方に対面での面接に変更してもらえるようにお願いし、企業からもあっさりと承諾をいただきました。

家から会社まで片道2時間半

通勤が遠いと仕事のパフォーマンスに
悪影響を及ぼします

今回、最終面接を受ける企業が家から遠いことはわかっていましたが、実際には2時間半かかりました。電車の乗り継ぎが失敗すれば3時間以上かかってしまいます。

しかも、最寄りの駅を降りて徒歩20分ほどのところに会社があります。道中は街灯がないあぜ道や歩道のない車道を歩くことが多く、夜道なら危険を感じるでしょう。

実は、面接前のこの段階で自分の気持ちは固まっていました。たとえ内定をいただいたとしても応諾はできかねるということについてです。

通勤だけで疲弊してしまい、仕事で十分なパフォーマンスを発揮することが困難だと思ったのです。そんな状況で働くことになったとしても、企業側に迷惑が掛かるだけです。

こうした実態が分かったのも、対面で面接を希望して会社に出向いたからです。リモートでは分からなかったことです。

面接の質問はいたってシンプル

質問はオーソドックスでシンプルなものが
ほとんどでした

この会社で働くか働かないかはさておき、面接では内定を目指し、誠意をもって受け答えをしました。せっかく私のために時間を割いてくれたのです。お互いに少しでも意味のある時間にしようと心に決め面接に臨みました。

最終面接の面接官は2名でした。
・配属予定部署の担当役員
・担当職務の責任者
 です。

配属予定部署の担当役員からの質問
・経歴含めた自己紹介
・転職動機
・この会社の印象は?
・現職の仕事について

・経営層とはどのように連携、コミュニケーションを取ってきたのか?
・入社してリーダーシップをとるとしたら、どんなことから始めたいか?
・新しい会社に移るということに対して不安やリスクは?

・ルーチン業務について何か工夫していることは?
・もし入社した場合は今の住まいから通勤するのか?
・この先の人生のミッションやゴールは何か持っているのか?

担当職務の責任者からの質問
・現職の所属部署にはメンバーが何人いるのか?
・現職の所属部署でのポジションは?
・チームマネジメントの経験は?
・人材育成の経験は?
・現職で大変だったこと

このように、面接での質問はいたってシンプルでした。しかし、私自身、マネジメントや人材育成に関する模範解答をしっかりと用意できておらず、少し戸惑いながらの回答になってしまいました。

私は管理職ではなくプレーヤーとしての側面が強く、その部分を強みとして全面的に押し出す面接対策をしてきたのです。マネジメントや人材育成を全くやってこなかったわけではありませんが、しっかりと整理して言語化できるような準備を怠っていたのは否めません。

最終面接不合格の理由

最終面接の翌日、早速エージェントから電話があり、不合格だったことを告げられました。

たとえ内定をいただいたとしても、通勤時間が長く、仕事で十分なパフォーマンスを発揮するのは難しいと思っていたのですが、結果としては不合格。自分の力不足ということで終結しました。

エージェントに不合格の理由も教えてもらいました。
・スキルは高いので実務面はお任せレベルにある
・マネジメントを考えた時に経営者とのコミュニケーションに不安あり
・人材育成の部分が脆弱

とのことでした。

面接内容を踏まえると、この不合格理由には十分納得です。不合格理由を誠実に教えていただいた企業には感謝していますし、それを聞き出していただいたエージェント(JACリクルートメント)にも感謝しています。

次回の面接対策として、マネジメントや人材育成面の自分の経験値を整理し、回答案を準備したいと思います。

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