2024年から新NISA制度がスタートします。
それに伴い、今のNISA制度はあと半年ほどで終了し経過措置期間に入ります。
そんなNISAの口座数ですが、2022年12月時点で、
・一般NISA:1,079万口座
・つみたてNISA:725万口座
・合計(一般+つみたて):1,804万口座
となっています。
そうした中、最近の好調なマーケット状況もあり、現在の自分自身のNISAの評価状況がどのようになっているか気になり、確認してみることにしました。
ちなみに私のスペックは、46歳、男性、平社員、年収600万ほど。妻と中学生の娘一人の3人家族です。
2020年に一般NISAからスタート
2020年、コロナ流行をきっかけに老後に不安を感じ、将来の老後資金を真剣に考えるようになりました。
その際にNISA制度を知り、NISA口座で資産運用を始めることにしました。
初めは一般NISAとつみたてNISAのどちらで運用すれば良いかが分からなかったので、20年という途方もなく長いスパンでの積立よりも、5年という比較的短期での積立の方が最後まで継続しやすそうだという理由で、ますは一般NISAで運用することにしました。
ただ運用手段は、主につみたてNISAと同様に、毎月一定額を投資信託に拠出するというものでした。
また、同時に妻はつみたてNISAをスタートし、どちらの方が私たち家族にとって資産運用として適切なのかを比べてみることにしました。
2021年からつみたてNISAに切り替え
2020年も終わりに近づいたころ、積立投資の根本的なメリットを初めて知ることになりました。
それは、投資信託への定期的な積立投資は、期間が長ければ長いほど複利効果で評価額が上昇するということです。
もちろん、基準価額が低下すれば評価額も下がるわけですが、歴史的に長期間で見れば、評価額は常に上昇トレンドになっており、謂わば「必ず儲かる」という事実が証明されています。

こんな当たり前のことを知らずに積立投資を始めていたことを今となっては恥じるばかりです。
ただ、早い段階で理解できたのは不幸中の幸い。
御の字といったところでしょうか。
さて、一般NISAは積立期間が5年に対し、つみたてNISAは20年。
私はこの時43歳。
2021年につみたてNISAにシフトチェンジし、最後まで積み立てを完遂すれば、その時は64歳。
ちょうど老後資金が最も必要な時です。
というわけで、2020年は一般NISAで運用していた私ですが、2021年からつみたてNISAに切り替えることにしたのです。
一般NISAの1年あたりの積立総額120万円に対し、つみたてNISAは40万円。
つみたてNISAの方がストレスなく運用できるという部分があり、そういう点も切り替えるにあたり私の背中を押してくれました。
2023年6月時点の評価額
さて、私のNISA口座の評価額です。
一般NISA | 期間 | 拠出額 | 評価額 | 損益 | % |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 2020/1~2020/12 | 120,000 | 191,423 | +71,423 | +59% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 2020/1~2020/12 | 252,000 | 430,048 | +178,048 | +70% |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 2020/1~2020/12 | 300,000 | 483,081 | +183,081 | +61% |
eMAXIS Neo 自動運転 | 2020/1~2020/12 | 200,000 | 180,006 | -19,994 | -10% |
一般NISA合計 | 2020/1~2020/12 | 872,000 | 1,284,558 | +412,558 | +47% |
つみたてNISA | 期間 | 拠出額 | 評価額 | 損益 | % |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 2021/1~2023/6 | 999,987 | 1,196,175 | +196,188 | +19% |
それぞれの状況を見ると、コロナ初期以降の2020年と2021年のマーケットは好調であり、2022年は下落傾向であったのが顕著に表れた結果となっています。
ちなみに妻のNISA口座の状況です。
つみたてNISA | 期間 | 拠出額 | 評価額 | 損益 | % |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 2020/1~2023/5 | 1,366,656 | 1,756,604 | +389,948 | +28% |
ここまでのところ、私も妻も、拠出金額より評価額を上回っているので、NISA口座での資産運用をして正解だということになります。
今年でこれらの現NISA口座は経過措置に入りますが、措置期間もこつこつと資産が増加することを期待したいと思います。
大きく化ける新NISA!拠出総額が1,800万円に!
2024年から始まる新NISA制度は、現在のNISAから大変貌を遂げます。
拠出総額が桁違いとなります。
・現在の一般NISAの拠出総額:120万円/年×5年=600万円
・現在のつみたてNISAの拠出総額:40万円/×20年=800万円
に対し、
・新NISAの拠出総額:360万円/×5年=1,800万円
となります。
新NISA制度の詳細は下記をご参照ください。
拠出総額1,800万円という設定は、これを全部埋めれば老後2,000万円問題を解決できるという絶妙な金額な気がします。
私のような平凡な収入の会社員では、そんなに簡単に拠出を満額埋めることはできません。
というか一生満額埋め合わせは困難かもしれません。
しかし、この新NISAは金融庁が本気になって国民の老後に目を向けて真っ当な指針を示してくれたものだと思います。
2024年までの半年間、どのように新NISAに向き合っていくかを検討していきます。
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