畑違いの会社員がファイナンシャルプランナー2級を受検する意義

資産運用(老後の備え)

1月24日にファイナンシャルプランナー3級を受検し、3月5日に合格通知が届きました。次は5月23日のFP2級検定です。
私は金融業界で働いているわけではないですし、お金に関する職種に就いているわけでもありません。それでもFP3級を受検した理由は、自分自身の金融リテラシー向上です。資産運用をはじめ、お金にまつわるあらゆることを幅広く知るため、そして、資産運用を効果効率的に実践するためです。
結果、FP3級は一般人がお金に関する知識を身に付けるにはぴったりの内容でした。

一方、FP2級はFP3級と比べてより専門的な知識が求められるため、一般人がFP2級のレベルまで身に付ける必要はないと思っています。私自身も金融リテラシー向上の目的はFP3級で達成しています。にもかかわらず、なぜFP2級にも挑戦するのか?それは、多くの氷河期世代にとって老後資金に困窮する世界が待ち受けているからです。私も氷河期世代です。氷河期世代の一人として、同世代に対し老後資金形成の大切さを専門的な知識を駆使して訴求したいと考えているのです。

氷河期世代の貯蓄額の中央値は300万円台。危機感を持つべき

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2019)」によると、金融資産は2人以上世帯で平均1,139万円、中央値419万円。単身世帯で平均645万円、中央値45万円でした。
氷河期世代が該当する40代では、2人以上世帯で平均694万円、中央値365万円。単身世帯で平均564万円、中央値50万円との結果でした。
詳細は大樹生命保険株式会社さんのコラムで
https://www.taiju-life.co.jp/joyful/money/074/index.htm

氷河期世代は会社員として、はしごを外された世代であり、この先給与が増える期待が持てません。むしろ減る一方です。真剣に資産運用をしない限り、金融資産は中央値の365万円以上に増える見込みは薄いのです。
公的年金の受給額も確実に減ることが想定されます。2019年に「老後2,000万円問題」が報道されましたが、あれは持ち家アリ・公的年金受給額たっぷりといったモデルケースです。私自身の夫婦二人ケースでは「老後6,500万円問題」と算出されました。

氷河期世代はお先真っ暗なのです。こうした危機感を氷河期世代の方々に持ってもらいたいのです。コロナ禍前までは私も、のほほんと構えていました。そうした自分に言い聞かせる意味も込めて、私はこの先も氷河期世代に辛辣な言葉を吐き続け発破をかけていきます。

民間資格は原則無用。資格の「箔」は実績次第

医師免許や弁護士資格など、免許や資格がなければその仕事ができないといった資格以外は無用だと私は思っています。私は以前にITパスポートや簿記3級を取得しましたが、仕事や私生活で一度も生かしたことはありません。身に付けた知識は今となっては振出しに戻っています。当時の努力は水泡に帰しました。今回のFP3級においても、上場株式の損益通算で確定申告するきっかけにはなりましたが、FP3級を持っていなくても確定申告することは可能ですし、FP3級資格が他人のお役に立つことは恐らくないと思います。
つまり、どうせ資格を取るなら、その資格や試験勉強で培った知識やノウハウを活用し、「価値創出」や「貢献」しなけれ意味がないと私は思っているのです。私たち氷河期世代は人生経験が長いため、資格や肩書だけで人を評価することはしません。その人の行動がどんな価値を生み出すかで評価します。資格の箔は実績次第だということです。

まずはSNSで老後の危機意識を訴求する

FP2級はFP3級の知識が下地となり、応用的要素が上乗せされた内容になっています。そのため、FP3級の知識の忘却が少ないうちにFP2級検定を受けることが最も効率的だと考えます。私は1月にFP3級を受けたので、次回の5月にFP2級を受けることにしました。

氷河期世代にとって老後の備えは待ったなしです。私はFP2級を取得したら、その過程で学んだことを、ブログやTwitterで積極的に発信していきます。老後の備えの大切さをあらゆる角度から訴求します。私の人生のテーマである「老後不安の解消」を、同じ氷河期世代と共有したいと思います。

コメント