私は、老後の生活資金は夫婦二人で1億2,300万円必要で、公的年金を除くと6,500万円を自らが用意する必要があると想定しています。その資金を捻出するために、今年からNISA(小額投資非課税制度)口座を活用した資産運用を始めることにしました。
私は「一般NISA」 妻は「つみたてNISA」
NISAには、「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。一人で併用はできません。
一般NISA
・年間120万円までの投資にかかる売却益や配当金について非課税
・非課税期間は5年間
つみたてNISA
・年間40万円までの投資にかかる売却益や配当金について非課税
・非課税期間は20年間
NISAの活用をスタートした7月時点では、一般NISAとつみたてNISAのどちらを選択すれば良いかわからなかったため、ひとまず私と妻の両方の口座を開設し、私は一般NISA、妻はつみたてNISAで運用を始めることにしました。2020年の状況を見て、2021年からどうするかを決めようと思ったのです。
一般NISAでの難点は、投資枠を使い切るプレッシャー
一般NISAもつみたてNISAも同系統の投資信託商品(外国株式)で積み立てをしてみました。すると、一般NISAについて徐々にプレッシャーがかかってきたのです。つみたてNISAの3倍の金額を投資できてしまうことが要因です。(一般NISA120万、つみたてNISA40万)
非課税制度なので、どうしても満額投資することが理想だと思ってしまい、一般NISAは投資可能枠を持て余した状態になり、思わず追加して個別株を買ってしまうことがありました。枠を使い切らなければならないといったプレッシャーがあったのです。
もう一つは、5年間で600万も投資できるのかという不安が付きまとったのです。
NISA活用目的の原点に立ち返る
私は何を目的にNISAを活用するのか?それは、老後資金として6,500万円を捻出するためです。今から20年後に6,500万円を準備するためです。その原点に立ち返ると、自ずと私のNISA活用における投資スタイルが決まってきます。
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託をもって、20年間積み立て投資ができるつみたてNISAを用いた資産運用こそが、自分の目的には最適だということです。2020年は、私の口座は一般NISAで運用していたのですが、2021年はつみたてNISAに変更し、私と妻のつみたてNISA2本立てで運用していくことにします。
実は、「ジュニアNISA」も始めました
私はここ数年間、両親からの生前贈与を受けています。大変ありがたく、日々の生活の安心感につながっています。本当に感謝しています。
私には娘が一人います。娘に対しても、私が両親から贈与を受けているように、将来の金銭面の支援はしてあげたいし、親として支援する義務があると思っています。
その手段として、今年から「ジュニアNISA」の投資も始めたのです。
ジュニアNISA
・20歳未満の子ども一人につき、年間80万円までの投資にかかる売却益や配当金について非課税
・非課税期間は5年間
ジュニアNISAは2023年までの制度であるため、2020年に始めた私(娘)は、4年間積み立てることができます。満額で320万円です。2023年以降も20歳になるまで非課税で運用することができます。その時に、この320万円が、どのように変貌を遂げるかが楽しみです。暴落など変なことにならないことを祈ります。

優先度が高くなりがちですよね💦
まずは満額積み立てすることを目指す
老後資金として6,500万円を自らが用意するために、私と妻のつみたてNISA運用について説明しましたが、もう一本の柱として、企業型確定拠出年金があります。これは、私のケースでは、退職金を前払いしてもらい、毎月確定拠出年金として一定額を積み立てするというものです。しかし、その代わりに定年退職時には退職一時払い金がほぼ無し…、ということですね…。
確定拠出年金は、現時点では毎月2.5万円拠出しており、60歳の満期には総額800万円ほどを拠出する計算になります。会社をクビにならない限り、この800万円を元本とした運用資金が老後に受給されることになります。
私のつみたてNISA:元本800万円
妻のつみたてNISA:元本800万円
企業型確定拠出年金:元本800万円
上記の3本合計2,400万円を元手に、老後資金6,500万円を目指すということです。正直、大変困難であることは重々承知しています。平均利回り8%以上が必要だからです。
でも、まずは前提として、何よりも満額を積み立てすることが重要となります。私と妻のつみたてNISA、それに加えて、娘のジュニアNISAの毎月満額積み立て。これを意識して長期にわたる資産運用にトライしていきたいと思います。
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